2012.10.21

さて運動会です。

 

シュトゥトガルトの補習校では当時、仕事で駐在されているご家庭のお子さんや、国際結婚されているお子さんなど、小、中学生合わせて100名程?いました。
子供を通してお付き合いさせていただいた家族は、今でもお付き合いしています。
思いっ切り日本語が話せました。集まって日本食も食べました。泊まりがけでスキーにも行きました。

運動会は大人も参加の種目がいくつかありました。
玉入れや綱引き、何と言ってもリレーは命(生活)がけでした。

4チーム、それぞれ男女4名ずつの8名で競い合います。
100メートルずつのバトンリレーですが、何と優勝チームには各人に10キログラムのカリフォルニア米が賞品です。

当時はアメリカからのニシキ米、ヒカリ米、それに田牧米がブランド米でした。
アメリカで買うと1000円ほどでしたが、ドイツで買うと5000円ほどしていました。
我が家は家計のためにも「お父さんガンバッテ」です。

昔は早かったと思われるお父さん、子供の前で頑張りますが、身体がついていきません。
転んで病院送りのケースもありました。

さてリレーです。参加希望の父兄が適当に集まり、適当に組み分けされます。
知っているお父さん、お母さんと同じ組になることもあります。
私の組はドイツ人のお父さんがアンカーとなり、私はラスト前でした。

私は走る気満々で運動靴です。
アンカーのドイツ人、お腹は出てるは、足元を見れば革靴です。嫌な予感がしました。
日本人家族はお米が主食ですが、ドイツ人はジャガイモが主食で、お米に執着心はありません。
必死の度合いが違うのです。

私のチームは抜きつ抜かれつ1、2位争いで私の番が回ってきました。
ゼブラのような私の足は、前に走るライバルをいとも簡単に抜き去り、数メートル引き離してアンカーにバトンタッチ!

私の中では完璧な舞台です。10キログラムのカリフォルニア米が手の届くところまで見えて来ました。
ところが嫌な予感は的中。
革靴のドイツ人がいとも簡単に抜かされてしまったのです。
私が200メートル走れば良かったのに。

悪びれる様子が微塵も無いドイツ人は、家族の席に戻って行きました。
10年以上も前の話。食べ物の恨みは恐ろしいですね。

こんなに深い話なのに、娘は見ていなかったようで覚えていません。。。

 

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