こどもの日なのに我が家の子どもは留守です。
久しぶりスポーツのテレビ観戦をしました。
女子の体操とゴルフです。
体操はオリンピックの最終選考を兼ねているので、選手の緊張感が伝わってきます。コンクールと同じですね。
まず跳馬、一瞬の演技の中に難易度の高い技で競い合うわけで、おまけに着地をピタッと決めなくてはなりません。
回転が悪かったり、タイミングが合わなかったりすると頭から落ちる危険性は十分にあります。恐らく練習中に何度も失敗を繰り返し、今日に至っているのでしょう。
音楽の場合は指揮者が指揮台から落ちることがあっても、頭から落ちることは無いでしょうね。
着地がピタッと決まるかどうかは一瞬のタイミングと判断によるもので、体が自然に反応するまで練習しているのでしょう。
「小犬のワルツ」や「熊蜂の飛行」に近いと思われます。
続いて段違い平行棒、私の子供のころは平行棒の間隔が狭く、大車輪はできませんでした。そのうち女子鉄棒に代わるかもしれませんね。
緩急があるので「チャルダッシュ」や「トレド」と言ったところでしょうか。
平均台、上で歩くだけでも大変です。そこで宙返りをするわけですから、神業ですね。集中力が欠けると落下するだけでなく、大ケガになるでしょう。全く気が抜けません。これは「バッハ曲」。
最後は床、私が子供のころ、塚原の月面宙返りを見たことがあります。もちろん鉄棒からですが。それを床でするのですから、女子の脚力も技術も凄くなったものです。
優雅に見えてやはり気の抜けない「モーツァルト曲」といったところでしょうか。
因みに私は高校生の時、少しだけ器械体操部に在籍していました。
体育の先生がオリンピックの補欠だったようで、砂場の鉄棒で大車輪をしていました。
私は大車輪で2回ほど回りましたが、両手のマメが10個以上潰れ、脱落。
後方宙返りは2回転できるほどの高さはあったのですが、回転が悪く脱落。
あん馬は振るだけでも大変。
つり輪は上に上がるだけでも大変。
結局今日に至っています。
続いてゴルフ。ボールを打つ一瞬のタイミングでボールの方向や回転が決まります。
正確性が要求され、これも失敗は残念な結果を招きますが、次のボールを打つまでに考える時間があります。
途中で失敗してもうまくリカバリーできたり、長〜いパットが入ったりと最後がよければOK。
もちろんプロはそういうわけには行かないのでしょうけど。
素人でもホールインワンはできますが、月面宙返りは無理でしょう。
体操の選手は体型の維持も大変だし、選手生命も長くありません。
ゴルフでしたらシニアクラスがありますが。
今日はスポーツ観戦して体操競技の厳しさを痛感しました。